先進内燃動力国家重点実験室は内燃機関燃焼学国家重点実験室を前身として、天津大学の元学長である史紹熙院士によって設立されました。1986年に国家計画委員会の認可を得て建設を開始し、1989年に完成して対外公開されました。本実験室は内燃機関分野における中国初の国家重点実験室です。
この実験室は「エネルギー安全保障、グリーン・低炭素、エネルギー強国」という国家重大戦略に向けて、「天を支えて、大地に立つ」の発展理念を堅持し、科学技術イノベーションの「四本の矢」を堅持し、高効率内燃動力の燃焼と排出、ネット・ゼロカーボン動力エネルギー変換と利用、先進動力システム統合と知能化などの応用基礎および重点技術の研究を行い、一連の画期的な成果を生み出してきました。2015年以来、当実験室は主要担当機関として国家級科学技術賞を6件受賞し、科学技術部から「開拓と牽引」の役割を果たすと評価されています。
当実験室には現在、常勤研究員が154人所属しており、そのうち中国工学院をはじめとする国内外の院士が5人、国家級人材が13人、国家級青年人材が20人です。この実験室は天津大学北洋園キャンパスの熱エネルギービルを中心とし、衛津路キャンパスの元内燃機関国家重点実験室および内燃機関ビルを含む3つの主要な研究拠点からなり、建築面積は約18,000平方メートル以上です。また、6,000セット以上の機器と設備があり、その総額は約3億元に達します。
当実験室の現主任は中国内燃機関学会理事長、国際内燃機関学会の前会長、天津大学長の金東寒院士です。また、現学術委員会主任は上海交通大学の黄震院士です。
実験室のウェブサイト:skle.tju.edu.cn
実験室メールアドレス:skle@tju.edu.cn
電話番号:+86(22)27406832、+86(22)58120606