光電子情報技術教育部重点実験室

  光電子情報技術教育部重点実験室(天津大学)は、教育部が最初に建設した38の重点実験室の一つです。この実験室は、国家重点一級学科の天津大学光工学科の主導のもと1990年代に設立されました。当実験室は、光工学の修士号・博士号を授与できる一級学科、光電子およびフォトニクス技術の修士号・博士号を授与できる二級学科を有し、さらに光工学のポストドクター科学研究センターも設置されています。

  当実験室は光電子情報分野の応用基礎研究に位置づけられ、光電子情報技術のイノベーションと発展をリードし、光電子情報技術の国際レベルの研究センターと人材育成基地の建設を目指し、国家の重要なニーズと発展戦略に焦点を当て、光電子情報分野における長年の凝縮と蓄積を経て、以下のような研究方向を形成しています。超高速時間分解(フェムト秒)と超高空間分解(ナノメートル)のフォトニクス行動、近・中・遠赤外波長の多波長可変高出力レーザー光源技術、新世代の光ファイバーセンシングおよびオプトエレクトロニクス検出の理論と技術におけるインテリジェント化、ネットワーク化、新型光電イメージング技術およびシステム、超高速・超広帯域光通信技術とシステム、テラヘルツフォトニクス技術および応用、量子光学および集積オプトエレクトロニクスデバイスなどの研究方法を含みます。また、当事件室は数多くの国家の大型プロジェクトと重点プロジェクトを引き受け、国内外で重要な影響を与える研究成果を数多く達成しました。当実験室は現在、国家光学・光技術標準化技術委員会光ファイバーセンシング分科技術委員会の支援機関と天津光学会の理事長機関となっています。

  当実験室には現在、教員および研究員が75人所属しており、そのうち中国科学院の院士が1人、「973計画」の首席科学者が2人、国家級教学名教師が1人、国家「優秀青年基金」受賞者が5人、教育部イノベーションチームが1つ、教育部「新世紀人材」が7人、天津市「傑出青年基金」受賞者が2人含まれています。

  過去5年間、当実験室は「973計画」プロジェクトの主催および主任科学者プロジェクトを2件、「973計画」プロジェクトの課題を11件、国家重大機器特別プロジェクトの主催プロジェクトを1件、「863計画」プロジェクトを2件、国家科学技術支援プロジェクトを3件、国家自然科学機器特別基金、重点基金、表面基金、青少年基金のプロジェクトを105件担当し、各種類の科学研究基金の累計実績は2.24億人民元に達しました。学術論文は1,774篇発表し、そのうちSCI収録論文は680篇を含み、Nature Physics、Nature Photonics、Nature Communications、Advanced Materialsなどの国際的なトップジャーナルに掲載されました。国家級科学技術賞を1件、中国特許金賞を1件、省・部級科学技術賞の一等賞を4件、二等賞および三等賞を7件受賞しました。また、国家級教学成果二等賞を3件、省・部級教学成果一等賞を2回受賞しました。さらに専門著作を14冊出版し、発明特許を147件取得しました。

  当重点実験室には、総額1億人民元以上の研究設備があり、そのうち20万人民元以上の大型設備が40台以上あります。また、科学研究用の光学プラットフォームを約100個所有しています。

  当重点実験室は、チタン宝石フェムト秒レーザー、フォトニック結晶ファイバーフェムト秒レーザーシステム、超連続レーザー光源、高精度光ファイバーセンサー、医療用内視鏡など、独立した知的財産権を持つ多数の新型設備を独自に開発し、国家の重大なニーズおよび国内外の多くの研究機関の研究要件を満たし、海外の技術障壁の突破に貢献しました。

  実験室のメールアドレス:tdgdxx@tju.edu.cn

  専用メールアドレス:oeit_lab@tju.edu.cn